そんなふうにして、
あったかな5月の庭で、子どもたちは少しずつ成長していきました。

ただ、気付いた人もいるかもしれませんが、

たまの子どもたちはみんな、目のあたりがずっとおかしかったんです。
チャチャの子はみんなきれいな顔してるのに。。
ノラ猫ってどうしてもウイルスに感染しやすくて、
もともとたまは、いつも目がこんなふうになっていたから、
あぁ、やっぱり子どももおんなじようになっちゃうのかぁ。。、かわいそうだなぁ。。ってくらいにしか思ってなかったんです。
でも、そのうちに、
だんだんチャチャの子供たちとの成長の差が歴然としてきて、
その中でも、たんぽぽは、みんなが集まっていくところにも、ひとりついていけなくなったりして、
そのうち、ごはんもあんまり食べなくなっていって、
だから体も、みんなよりどんどん小さくなっていきました。。
それに加えて、動きがなんか、変なんです。
首がすごく傾いたり、だからまっすぐ歩けないし、同じところをくるくる回る(それも、よたよたと。。)旋回行動が出てきだしたりして。。
猫のことはよく知らなかったけど
それはだれが見ていても、明らかにおかしかったんです。
日に日に小さく痩せていって、みんなから取り残されてゆくたんぽぽが気がかりで、
たんぽぽだけ別の場所で、時間をかけてでもごはんを食べさせたりして様子を見ていたある日。。
突然、たんぽぽが、いなくなってしまいました。
すごく、探しました。
猫のみんなに聞いても、のんきにしているだけで教えてくれないし、
周りの人に話せば、「かわいそうだけど、もうきっと、どこかで死んじゃってるんじゃないかな。。」ってあきらめ顔で言うだけだし、
でもなんか、すごく、あきらめられなかったんです。
なんだかたんぽぽに、どこかから呼ばれている気がしてました。
だから、もう毎日
小さな溝の間や、どぶの下や、草むらのなかとか、必死に探しました。
ちょっとでも白っぽいもの見ると、そこまで駆けつけていって。。
夜、目を閉じると、どっかで寂しくてお腹が空いて一人ぼっちで泣いてるたんぽぽが頭に浮かんで、眠れなくなるんです。
庭に出ては、いつまでも手をたたいたりしました。
そうするといつも、たんぽぽたちが草むらからひょっこり飛び出してくる合図だったから。。
それから、近くの動物病院にかたっぱしから電話して、こんな子が保護されていませんか?って聞きまわりました。
距離的に考えられる病院ほとんどすべてに電話して、もうだめなのかもしれない。。と思っていた数日後、
一番最後の望みになる病院にかけた電話で
「はい。その子、保護していますよ。」って。
とってもやさしい獣医さんの声でした。
道端で、弱っていたたんぽぽを通りがかりに見つけた人が、その病院に連れて行ってくれていたんですよね。。
もうすんごくうれしくって、病院に飛んでいって、
迷うことなく、「引き取ります。」って、たんぽぽを抱きとめていました。
こうして、たんぽぽと一緒に暮らすことになったのです。
6月の終わり、おうちに来たばかりのたんぽぽ。

5月の庭にいたときよりも、小さくやせてしまってますね。。

それでも、お医者さんでもらう薬を処方していくうちに、あの痛々しかった目もだんだん治って、ちゃんと食べられるようにもなっていきました。
でもそうやってたんぽぽのことを安心した矢先に、
今度は、たんぽぽの兄弟のくろろとジャックが、相次いでいなくなってしまいました。。
やっぱり探してみたけれど、見つからなかったです。
ふたりとも、たんぽぽほどではなかったけれど、やっぱり発育が悪くて、まだ一人で生きていけるとは、とても思えなくて。。
ちゃんと見つけてあげられなかったこと。
今も思い出すと、ちくりと胸が痛みます。
だから、ふたりのこと、
ちょっとでもたくさんの人に、見て覚えてもらえたら、うれしいです


ジャック と くろろ
たんぽぽの兄弟です
そうして、たんぽぽのほうは、
みるみる回復していって、ごはんもよく食べ、よく寝、よくうんちし、
元気に、そしてやんちゃに、動き回れるようになっていきました。

だいすきなネズミを追いかけ。。

捕獲


このときは、手作りのおうち。

向こう側はもちろん、「エグジット (たまにえんとらんす。)」(笑)

お腹も、だいぶぽっこりしてきました。
(ああ。。トイレも手作りだったな。。 恥)
猫と一緒に暮らすなんて想像もしていなかったけど、

とにかくこんなふうにして、
たんぽぽはわたしのだいじなだいじな家族になったのでした。
そして、ここまで読んでいただき、とっても残念なお知らせが。。
わたし、配分、間違えてしまいました。
(はい?)さりげなく、後編「1」ってしてて、「。。ふぇ!?」て思われた方もいるかと思いますが。。
あのう、まだ、終わらないんです。
終われないんです。。
思い出せば出すほど、詳細が大切によみがえってきちゃって。。
だからこれ、2部作じゃなく、3部作だったんです。。
長くてすみません。
もうひたすら、自分のために書いてます。書かせてください。
なのでもし、読んでいただけるなら、
「後半2」(次でほんとに、終わりますっ)、
また見ていただけたらしあわせです。にゃ

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